新型インフル:メキシコの死者確認数20人から7人に修正メキシコで新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)による死亡が確認された人数について同国のコルドバ保健相は28日、これまで発表していた20人から7人へと下方修正した。新型ウイルス感染が確認されたのは死亡者7人を含め26人。他に152人が死亡した疑いがもたれているが、新型インフルエンザウイルスではない細菌などを原因とする「異型肺炎」の可能性も含めて調査を進めているという。
これまで、メキシコ政府が独自に死者数を公表してきたが、世界保健機関(WHO)が発表している感染者26人、うち死者7人という統計にメキシコ政府が合わせた格好だ。
感染が確定した死亡者7人は、いずれもメキシコ市の患者。これまで感染確定死亡者とされていた他の13人については、再度検査をしているという。
コルドバ保健相は、すべての患者について、細菌などによる異型肺炎の可能性も含めて検査していることを明らかにした。患者が異型肺炎とインフルエンザを同時に発症している可能性にも言及した。
WHOは、検査で感染が確定した数だけをカウントしている。今後、増える可能性は否定していない。
メキシコ政府によると、新型インフルエンザの感染が疑われる重い肺炎患者は同日現在2498人。入院しているのは1311人。新たな入院患者は減少傾向にあるという。
同保健相によると、政府はA型インフルエンザについて2762件の検体を検査。うち2369件は陰性で、陽性だった253件について新型ウイルスに感染しているかどうか詳しく調べているという。
http://mainichi.jp/select/science/news/20090430k0000m030079000c.html
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