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[豚インフルエンザ情報についてのまとめ]現在の状況、まとめについてはまとめ1へ、用語(WHOフェーズ分類など)についてはまとめ2へ【タイトル日付は報道日時・時系列でないこともあるので注意】
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帰国ラッシュ、新型インフル「疑い患者」相次ぐ 新型インフル

 帰国ラッシュとなった5日、厚生労働省に対し、新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)が疑われる患者として、計4件5人分の報告が午後11時までに寄せられた。

 同省などによると、このうち1人は感染していないことが判明。残る4人はメキシコから帰国した女児、米国帰りの女子中学生、米国在住で一時帰国した日本人の30歳代女性と1歳未満の男児。国立感染症研究所などが詳細な検査を行っている。

 メキシコから帰国した女児は今年1月から同国に滞在し、今月3日の航空便で成田空港に到着。京都府内に滞在中の5日、発熱などを訴えた。府の検査ではA型インフルエンザのウイルスは確認されず、同研究所で詰めの検査を行っている。

 女子中学生は先月27日からワシントンなどに滞在。5日午後6時半頃、米デトロイト発の航空機で中部国際空港に到着後、簡易検査でA型の陽性反応が出た。

 母子はシカゴ在住で、先月29日に成田に航空機で到着し、群馬県内に滞在。男児は3日、母親は5日に発熱などの症状が出た。

 また同日、関西国際空港に到着した京都市内の女児が簡易検査で、A型インフルエンザの陽性を示したが深夜、A香港型と判明した。

 4日に疑い患者と発表された40歳代の日本人女性についても、厚労省は5日、新型インフルエンザではなかったと発表した。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090505-OYT1T00612.htm?from=main1
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新型インフル巡る論争、中国とメキシコが手打ち

 メキシコ人男性の新型インフルエンザ感染が香港で確認されたのに伴い、中国側が同乗のメキシコ人らを隔離したことにメキシコ側が反発し、両国の論争に発展していた問題は、相手国に滞在する自国民を双方がチャーター機で「救出」することで、ひとまず手打ちとなった。

 中国政府は、感染が確認された男性と同じ航空便で中国入りした乗客らを隔離し、7日間の観察措置とした。これに対し、メキシコのエスピノサ外相が「感染の兆候がないのに隔離しており、差別的措置だ」と反発。中国側は「メキシコ人だけを隔離しているわけではない」(馬朝旭・外務省報道局長)などと反論していた。

 その後、双方がチャーター機を派遣し、相手国にいる自国民を連れて帰ることで合意が成立した。

 中国外務省によると、メキシコからのチャーター機は5日に上海に到着。同日中に北京、広州、香港に寄り、6日にメキシコへ帰国する。メキシコ政府は「約70人のメキシコ人が隔離されている」と主張しており、全員を搭乗させる方向だ。中国側のチャーター機も4日に中国を出発しており、5日にメキシコ市とティフアナ市をめぐり、約200人の中国人を乗せて6日に上海に到着する予定だ。

http://www.asahi.com/special/09015/TKY200905050127.html
【新型インフル】新型ウイルス、正体が徐々に判明

このニュースのトピックス:新型インフルエンザ
 人類にとって未知のウイルスである新型インフルエンザウイルス。米国疾病予防管理センター(CDC)による4月24日の感染発表以降、ウイルスの正体が徐々に判明しつつある。

弱毒性ウイルス

 一番の安堵(あんど)情報は、ウイルスが弱毒性である可能性が高いことだ。世界保健機関(WHO)の緊急委員会にも参加した国立感染症研究所の田代真人氏は、「弱毒性の可能性が高い」と繰り返し情報を発信している。

 メキシコでの致死率が高いものの、他国では深刻な症状となった例は少ない。メキシコでも、進行中の調査でインフルエンザ以外の死因が判明した例があるなど、死亡件数は絞り込まれている。

 今回発生したウイルスは、豚由来のH1N1型と呼ばれるタイプ。一般にH1型のウイルスは弱毒性とされる。H1型ではウイルスの構造から、体内への侵入が呼吸器や消化管にとどまるからだ。強毒性のウイルス(H5型、H7型)だと、全身の細胞に入りこんで重症化する。新型への変容が懸念されている鳥インフルエンザは強毒性のH5型で致死率も高い。

第2波の懸念

 弱毒性とはいえ、懸念すべき点も多い。ウイルスが変容を繰り返し、毒性を増す可能性もあるからだ。

 1918(大正7)年から世界中で4000万人とも言われる犠牲者を出したスペイン風邪(H1N1)は、流行中にウイルスが変容したことが、被害を大きくした原因と指摘されている。

 しかし、田代氏はWHOでの議論などから「病原性が若干強くなる可能性はあるが、鳥インフルエンザのように強毒型になる可能性はない」と断言しており、安心材料となりそうだ。

 CDCによるウイルスの解析でも、今回のウイルスがスペイン風邪ウイルスが保有していた病原性に関する遺伝子は持っていないことが判明。スペイン風邪より病原性が弱い可能性を示している。

ルーツは10年前

 毒性と感染拡大は全く別。新型インフルエンザは例年の季節性インフルエンザ並みの強い感染力を持っているとみられている。CDCなどは「第1波の押さえ込みに成功したとしても、今冬、あるいはそれ以前に、第2波となる流行が発生する可能性もある」と警告している。

 また、米コロンビア大などの研究チームでは、ウイルスが「北米の豚」「アジアの豚」「欧州の豚」など少なくとも4種類のウイルスが混合して生まれたとの解析結果をまとめた。「北米の豚」のウイルスには鳥と人に由来するウイルスの遺伝子も交じっていた。

 チームは過去の検出状況から、1998(平成10)年ごろまでには北米の豚の体内で、豚、鳥、人のウイルスが混合したのではないかとみている。ウイルスの解析は、今後の治療などに役立つものと期待されている。

http://sankei.jp.msn.com/life/body/090505/bdy0905052243016-n1.htm
新型インフル警戒水準、「引き上げの可能性」 米国土安全長官

 ナポリターノ米国土安全保障長官は4日の記者会見で、新型インフルエンザに関して「世界保健機関(WHO)が警戒水準(フェーズ)を(最高度の)レベル6(世界的大流行)に引き上げる可能性がある」との見解を示した。フェーズ6への引き上げは「驚くことではない」と語った。

 同長官は、WHOの警戒水準はウイルスの感染力や引き起こす症状の深刻さを表すものではなく、あくまでも感染の広がり方を意味するものだと主張。フェーズ6になった場合でも冷静に受け止めるよう求めた。

 米国では感染者が発生した地域が急拡大している。米疾病対策センター(CDC)のベッサー所長代行は4日の記者会見で「全州に拡大するのは時間の問題」と指摘。これから冬季に入る南半球の状況を注視すると述べた。ハワイ州政府も同日、米本土に旅行した3人が新型インフルエンザに感染した疑いがあり、調べていると発表した。

http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20090505AT2M0500O05052009.html
新型インフルエンザA(H1N1)による流行状況-更新3


国立感染症研究所 感染症情報センター

2009年5月5日午前9時00分(日本時間)現在、WHOからの発表情報、国際会議における情報、米国CDCからの発表情報、各国政府からの声明などから、以下に現状をまとめる。ただし、現時点では系統的に集められたデータに乏しく、記述的な情報も含まれるため、現時点での暫定的なまとめであり、今後科学的なデータがでるにつれて変化していくものである。

疫学状況

 WHOによると、2009年5月5日午前9時00分(日本時間)現在、世界中で21カ国において新型インフルエンザ(Swine-origin influenza A/H1N1)感染の確定例1,085例が報告されており、内訳はメキシコ(590:メキシコ政府によると727)、米国(286)、カナダ(101:カナダ政府によると140)、スペイン(54:スペイン政府によると57)、英国(18:英国政府によると27)、ドイツ(8)、ニュージーランド(6)、フランス(4)、イスラエル(4:イスラエル政府によると3)、イタリア(2)、エルサルバドル(2)、オーストリア(1)、オランダ(1)、スイス(1)、香港(1)、デンマーク(1)、韓国(1)、コスタリカ(1)、アイルランド(1)、コロンビア(1)、ポルトガル(1)である。死亡例はメキシコから25例(死亡率:4.2%)、米国から1例(死亡率:0.3%)である。

これらのうち、国内(地域内)での感染伝播を、「確定例が報告されていて、かつ渡航歴のなく、その感染源を追うことのできない確定例が1例以上報告されている地域」とすると、報告されている限りでは、米国1)2)(本土のみで、ハワイ、グアム、サイパン、アラスカ等は含まれない)、メキシコ3)およびカナダ4)が、地域内感染伝播が存在している地域と考えられる。

国内で人-人感染が確認されているのは、メキシコ、米国、カナダに加え、英国、ドイツ、スペインの計6カ国である。スペインでは確定症例が57例と急速に増加したが、5月4日現在、ECDCはEUとEFTA地域で、維持的な人-人感染の報告はないと報告している。すなわち、EU内の各国内における人-人感染はこれまで合計8症例が確認されているが(ドイツ2例、スペイン3例、英国3例)、いずれも疫学的リンクが依然追える、とされる。EUとEFTA地域ですべての確定症例は軽症で死亡者はない。また、韓国の1例は輸入例である。韓国では接触者の中で、人-人感染の可能性が高い者があるとのメディアからの情報もある。

1) MMWR April 24, 2009 / 58 (Dispatch);1-3による。

2) ニューヨーク市当局より高等学校によるアウトブレイクと他の学校への波及が報告されている。

3) メキシコ当局より地域的な流行が報告されている。

4) カナダ保健省による。

尚、一例でも確定例が出ている国では、感染のリスクが存在するが、地域内感染伝播の認められている地域では、そのリスクは高くなっていると考えられる。インフルエンザ症状のある患者の診断に当たっては、現状の新型インフルエンザ(Swine-origin influenza A/H1N1)の状況では軽症例や無症候性感染も含まれることが考えられ、かつ発症の一日前から感染性があることを考えれば、更に広い範囲で感染伝播が見られる可能性もあり、また航空機内やトランジットの空港などで偶然感染することもあり得るので、臨床所見と検査所見をあわせた総合的な判断が必要である。

ウイルス学的状況

今回の新型インフルエンザ(Swine-origin influenza A/H1N1)のウイルス学的な解析においては、本ウイルスは、ブタ、ヒト、トリの3つのウイルスが遺伝子再集合をおこした、Triple Reassortantが更にClassical Swine H1N1とReassortmentを起こしたものと考えられており、現在のすべての遺伝子分節はブタ型の特徴を表しており、ヒト型への適応はみられていないとされている

メキシコにおける臨床状況

5月5日現在、メキシコにおける新規患者数は減少しつつあるものの、メキシコ市長の会見においては、5月3日に同市内で新たに入院した患者数は12人とのことで、患者発生自体は続いている模様である5)。4月30日のMMWRの記事6)によると、メキシコにおける新型インフルエンザウイルスの検出は3月17日以降であり、発生より8週目に入っているものと考えられる。この詳細については、MMWRの日本語訳として当ウェブサイトに掲載されている文書7)を参照されたい。

5月3日までに確認されている22名の死亡例(最終の死亡は4月29日)について、メキシコ当局5)などからの情報によると、以下のようになる。死亡者の15名が女性、7人が男性である。死亡者のうち、21~40歳の年齢が14人あり、64%を占めた。16人がメキシコ市、4名がメキシコ州、1名がオアハカ州、1名がトラスカラ州の居住であった。死亡原因の一つとして医療機関にかかるまでの日数の違いの影響が推測されている。ある観察では、死亡例では平均7日間であったのに対して、回復した症例では、平均3日間であったという。

5) 在メキシコ日本大使館ホームページより(http://www.mx.emb-japan.go.jp/index-jp.htm)。

6) MMWR April 30, 2009 / 58 (Dispatch);1-3による。

7) http://idsc.nih.go.jp/disease/swine_influenza/MMWR09_1.html


ニューヨーク市における臨床状況

5月4日現在、米国で最も多い63例を報告したニューヨーク市における状況は、市当局により、5月2日に示されている8)。それによると、5月2日現在、新型インフルエンザはコミュニティーレベルで拡大しているものの、季節性のインフルエンザを越える重症度を持って現れているわけではない、との指摘がなされている。1000人以上にも上る疑い例については、複数の高校における集団発生を反映していることから、その殆どが健康な若者であり、米国全体の発症者の年齢が若年層に偏っていることに寄与している。現在までのところ、新型インフルエンザによる重症例はなかった。また、新型インフルエンザの臨床症状は、季節性インフルエンザに類似しており、44例の確定例では、発熱(96%、平均39.0℃、37.2-40.0℃)、咳(98%)、咽頭痛(82%)、筋肉痛(80%)、頭痛(82%)、悪寒(80%)、疲労感(82%)、鼻汁(82%)といったものであり、95%の患者が発熱と咳/咽頭痛を伴った。下痢(48%)や悪心(55%)、腹痛(50%)を呈した者も観察された。インタビュー時点では、37例(84%)が症状は安定あるいは改善、3例(7%)が悪化傾向(うち2例は後日改善)、4例(9%)は完全に回復、1例が失神のため入院したが一晩の経過観察ののち退院している。抗インフルエンザウイルス薬は、ハイリスク者である小児、高齢者、慢性的な基礎疾患を持つ者を治療(確定例などに明らかな曝露が有る場合には予防も)する上で特に重要であることが示唆される。高い感染力が、集団発生が起こった高校における調査で示されている8)。この調査では、約2000人の全校生徒中、3分の1相当の生徒が期間中に何らかの症状を訴えたことが明らかとなっており、さらにそれら有症者の30%程度の家人が、自宅にて何らかのインフルエンザ様症状を発症していた。

8) New York City Department of Health and Mental Hygieneによる




(2009/5/5 IDSC 更新)

http://idsc.nih.go.jp/disease/swine_influenza/2009idsc/09idsc2.html
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