新型インフル警戒水準、「引き上げの可能性」 米国土安全長官 ナポリターノ米国土安全保障長官は4日の記者会見で、新型インフルエンザに関して「世界保健機関(WHO)が警戒水準(フェーズ)を(最高度の)レベル6(世界的大流行)に引き上げる可能性がある」との見解を示した。フェーズ6への引き上げは「驚くことではない」と語った。
同長官は、WHOの警戒水準はウイルスの感染力や引き起こす症状の深刻さを表すものではなく、あくまでも感染の広がり方を意味するものだと主張。フェーズ6になった場合でも冷静に受け止めるよう求めた。
米国では感染者が発生した地域が急拡大している。米疾病対策センター(CDC)のベッサー所長代行は4日の記者会見で「全州に拡大するのは時間の問題」と指摘。これから冬季に入る南半球の状況を注視すると述べた。ハワイ州政府も同日、米本土に旅行した3人が新型インフルエンザに感染した疑いがあり、調べていると発表した。
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20090505AT2M0500O05052009.html
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