宮古市、早めの対応策 新型インフルでマニュアル 岩手県内の市町村で唯一新型インフルエンザ対策行動マニュアルを策定している宮古市は、相談窓口を記したチラシを配布するなど広報を進めている。他市町村からも問い合わせが相次ぎ、市はホームページからマニュアルをダウンロードできるよう対応している。
同市は今月一日、山口公正副市長を幹事長とする幹事会を設置。チラシを高齢者世帯や独居世帯などに配布するなどして相談窓口、うがいの励行やマスクの着用など予防方法の周知を図っている。
同マニュアルは今年三月に策定。未発生期から危険レベル(国内感染拡大、回復期)、小康期など五段階で職員の対応を明記。
危険レベルの場合は防災無線で住民に周知し、保育所や児童館などの施設を閉鎖。一人暮らしのお年寄りや障害者らの安否を確認するなど各部署ごとの対応をまとめた。
同市には県内の五自治体からマニュアルの問い合わせがあったほか、青森県の関係機関から「市のホームページを通じてマニュアルをダウンロードしたい」と要請があった。
熊坂義裕市長は「早めの対応で、市民に不安を与えないようにしたい」と語る。
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20090504_10
PR