豚インフル、保健所に相談窓口 冷静対応呼び掛けメキシコや米国で豚インフルエンザの感染が拡大していることを受け、県福祉保健部などの担当者で作る県健康危機管理対策委員会の臨時会合が27日、県庁内で開かれた。同日付で県内6保健所に相談窓口を設置し、海外からの帰国者の発熱や豚インフルエンザに関する一般的な情報など、県民からの問い合わせに対応していく。今後、世界保健機関(WHO)の警戒水準引き上げがあれば、県知事または知事公室長を本部長にした「県新型インフルエンザ対策本部」を設置することなどを確認した。
同委員会委員長の宮里達也県保健衛生統括監は「現在は県民が心配するような事態ではないが、今後も情報を収集し、県民の不安や混乱がないよう適切な対応をしていきたい」と説明。風評被害が起こらないよう、県民に正確な情報に基づく冷静な対応を呼び掛けるとともに、県福祉保健部、防災危機管理課、県警など関係部局の連携を確認した。
県医務課によると、豚インフルエンザの治療に有効とされるタミフルは、県と国で22万4千人分を県内分として備蓄している。WHOの警戒水準が現在の「3」から「4」に引き上げられた場合は県の行動計画に基づき対策本部を設置する。
県内各保健所の問い合わせは以下の通り。北部(電話)0980(52)5219、中部(電話)098(938)9701、中央(電話)098(854)1005、南部(電話)098(889)6591、宮古(電話)0980(73)5074、八重山(電話)0980(82)3240。
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