関空などで感染疑い4件 女児1人はA香港型 厚生労働省は5日、米国から関西空港に帰国した小学生の女児やメキシコから3日に帰国した京都府の女児などに新型インフルエンザの疑いが判明し、関空の女児について6日未明、詳細(PCR)検査でA香港型であることが分かったと発表した。
京都府も5日、同府の女児について、府の検査では感染していなかった、と明らかにした。
感染の疑いは、ほかに中部国際空港に到着した女子中学生(14)と、米シカゴ在住で群馬県滞在中の30代の女性と乳児の母子。関空と中部空港の2人は簡易検査で、新型と同じA型の陽性反応があり、空港検疫所などが詳細検査を実施していた。
厚労省によると、中部空港の女子中学生は5日午後6時半ごろ、デトロイト発のノースウエスト航空とデルタ航空の共同運航便で到着。搬送先の病院によると、熱は37度台という。機内で近くにいた乗客約20人も空港近くで待機するよう要請を受けた。
群馬県滞在中の母子は4月29日に入国。母親は30代で、5月5日に発熱やのどの痛みなどの症状があり医師の診察を受けた。簡易検査ではインフルエンザA型、B型とも陰性だった。
関西空港の女児は京都市在住。ラスベガス、ロサンゼルスに滞在後、サンフランシスコ発のユナイテッド航空や全日空などの共同運航便で5日午後3時すぎに到着、機内検疫で体調不良を訴えた。発熱やのどの痛み、関節痛があり、体温は38度。感染症指定医療機関の市立泉佐野病院に運ばれた。
同機には乗客320人が搭乗、うち女児周辺の15人は、空港内の施設に一時待機した。
京都府の女児は今年1月1日から5月2日までメキシコに滞在、3日に成田空港に到着、大阪空港経由で帰宅。5日に39度台の熱や頭痛を訴え、医師の診察を受けた。
一方、厚労省は5日、成田空港に4日に到着し、A型陽性が出た40代の日本人女性は季節性のAソ連型で、新型感染が否定されたと発表した。
http://www.47news.jp/CN/200905/CN2009050501000550.html
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