乗り継ぎ便、150人搭乗できず 成田、検疫の影響 新型インフルエンザへの警戒が続く成田空港で、機内検疫に時間がかかるため乗り継ぎ便に間に合わず、これまでに少なくとも150人が搭乗できなかったことが8日、分かった。航空各社は別便やホテルを用意するなど対応に追われている。
機内検疫はメキシコや北米からの直行便を対象に、4月28日からスタート。1便につき検疫官3-8人が乗り込み、乗客の体温をサーモグラフィーで調べたり、質問票を渡して健康状態を申告させる。通常1時間ほどかかり、ジャンボ機のように乗客が多いと最高4、5時間かかる。
全日本空輸によると、機内検疫を受けている乗客を待つため、これまでに沖縄、福岡、伊丹、広島に向かう国内線や、中国、シンガポール、ベトナム、タイに向かう国際線への乗り継ぎ便の出発を15-30分遅らせたが、それでも100人以上が予定の便に搭乗できなかった。このため、他社便への振り替えや払い戻しに応じたという。
日本航空でもこれまでに約30の乗り継ぎ便に計約50人が間に合わず、宿泊用のホテルを用意したほか、予約の変更や払い戻しをした。
http://www.47news.jp/CN/200905/CN2009050801000538.html
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