【新型インフル】オバマ大統領、感染爆発に警戒呼びかけ タミフルなど1300万人分を追加調達オバマ米大統領は2日、週末の国民向けビデオ演説で、新型インフルエンザ(H1N1型)について、「感染爆発を引き起こす可能性があるため、迅速かつ積極的に対応している」と述べ、緊急事態を宣言した米政府の取り組みに理解を求めた。
この中で大統領は、「タミフル」など抗ウイルス剤1300万人分を米政府が追加調達したことを明らかにした。米政府は、これら薬剤の国家備蓄分(5000万人分)のうち、25%にあたる約1250万人分をすでに医療機関に放出しており、追加調達はこの放出量の補充となる。
また、米疾病対策センター(CDC)の広報活動を支援するため、フェースブック、マイスペースなど、インターネット上の民間サービスにホワイトハウスが専用ページを開設したことを挙げ、国民に利用を呼びかけた。
ワクチン開発については、議会に予算承認を求めた15億ドルの緊急財源の一部と、景気対策法の対象となる3億ドルを充てて取り組むとしている。
オバマ大統領は、「ウイルスの毒性が強まる可能性も念頭に必要な警戒措置を取っている」として、国民に警戒を呼びかけた。
大統領は、1日の閣議で新型インフルエンザ対策を検討。閣議後、記者団に対し、急増が予想される学校閉鎖の基準作りや、パート労働者らが感染しても安心して自宅療養できる政策について、今後取り組みを急ぐ考えを表明していた。
http://sankei.jp.msn.com/world/america/090502/amr0905021912011-n1.htm
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