新型インフルエンザ対応のワクチン、流通は今後4─6カ月内か 世界各地で広がる新型インフルエンザ感染で、米疾病対策センター(CDC)のウイルス対策のショー責任者は1日、今後1カ月内に新型インフルエンザ対応のワクチンの試験製造を製薬会社が着手することを期待すると述べた。
新型インフルエンザのウイルス株を分離し、製薬会社に近く提供する見通し。ただ、世界保健機関(WHO)のワクチン研究部門のキエニー部長は、臨床試験による安全性、有効性の確認や認可に時間がかかり、流通が見込めるのは4─6カ月後とも予想している。
インフルエンザ用のワクチンでは、製薬会社が同時に2種類を手掛けることは生産能力の問題などから極めて難しく、季節性インフルエンザと新型ウイルスのどちらを重視するかの決断を迫られるという。WHOは、季節性インフルエンザの世界規模の流通量などを見極めながら、製薬会社に新型インフルエンザ対応のワクチン製造を要請することになる。
インフルエンザ対応のワクチン製造では、欧州で世界の約7割が製造されているという。
http://www.cnn.co.jp/business/CNN200905020022.html
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