【新型インフル】シカゴ在住の日本人男児が感染 中曽根弘文外相は8日午前の記者会見で、米国シカゴ在住の6歳の日本人男児が新型インフルエンザに感染したと、日本総領事館を通じて家族から連絡があったことを明らかにした。
外務省によると、男児は現地時間の5日に38度を超える熱を出した。病院で検査を受けた後、自宅で療養。7日午前に病院から新型インフルエンザへの感染が確認されたと連絡があった。タミフルを服用し、現在はほぼ回復しているという。男児は現地の学校に通い、土曜日だけ日本人向けの補習校に通っている。補習校は9日、休校にする。
河村建夫官房長官は同日の記者会見で「保護者と連絡を取りながら、経過を確認したい。家族や近親者、(男児と)濃厚に接触した人もいるようだ。現地できちっと検査をしてほしい」と述べた。政府高官によると、濃厚な接触者は日本人女性で、この女性を帰国させるかどうか慎重に検討している。
日本人の感染が確認された最初のケースだが、厚生労働省は「国内発生にはならない」としており、水際対策など、現段階での対応を引き続き継続する。河村氏も今後の対応について「変更する状況ではない」と強調した。
一方、厚労省の新型インフルエンザ対策推進本部によると、米国では感染者を国籍別に分類して発表していない。すでに感染者として公表された数字の中に日本人がいる可能性もあるという。
http://sankei.jp.msn.com/life/body/090508/bdy0905080924005-n1.htm
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