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[豚インフルエンザ情報についてのまとめ]現在の状況、まとめについてはまとめ1へ、用語(WHOフェーズ分類など)についてはまとめ2へ【タイトル日付は報道日時・時系列でないこともあるので注意】
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どう備える?新型インフルエンザ 入念な手洗い習慣に

メキシコから広がった豚インフルエンザが新型インフルエンザと認定され、パンデミック(世界的流行)の恐れが現実味を帯びてきた。正しい知識を持ち、「感染しにくい生活習慣」を心掛けたい。名古屋大医学部で院内感染対策の責任者を務めてきた鳥居啓三医師(現・三菱レイヨン産業医)に聞いた。 (安藤明夫)

 -新型インフルエンザの感染の仕組みを教えてください。

新型インフルエンザがどんな性質を持つのか分かりませんが、今のところ通常の季節性インフルエンザと同様に飛沫(ひまつ)感染、接触感染が主な経路と考えられています。

まず、飛沫感染について。感染者が咳(せき)やくしゃみをすると、病原体の周りを水分が取り囲んで、口から出てきます。この飛沫が、周囲の人の鼻やのどの粘膜に付着して感染します。水分の重みで下に落ちるので、拡散範囲は二メートル以内。ですから症状のある人の二メートル以内に近づかないことで飛沫感染を予防できます。また、感染者が不織布製のマスクをすればウイルスの拡散を防ぐ効果が確かめられていますし、健常者が予防のためにマスクをするのも恐らく有効です。

次に接触感染ですが、ドアのノブ、照明のスイッチ、電車のつり革など、人がよく触る部分にはウイルスが付着している可能性があります。そこから指先にウイルスが付き、その指で無意識に鼻や目のあたりを触ると、感染するわけです。

 -そのため手洗いが大事だと。

流水とせっけんで洗う場合は、十五秒以上は洗ってください。消毒用のアルコール製剤を使う時は、しっかりと擦り込んで洗うことが大事です。親指の内側、指先、指の付け根など洗い残しやすい部分があるので、意識して洗ってください。

 -室内の清掃は?

国内感染の警戒宣言が出れば、職場でも家庭でも清掃の頻度を上げると思います。その場合、照明のスイッチなどウイルスが付着しやすい場所はよくふいてほしい。床の掃除は、掃き掃除だとウイルスを舞い上げる恐れもあるので、掃除機で吸引してください。消毒液などを使う清掃で、手袋を使う方も多いですが、手袋を外してから手洗いすることも忘れないでください。手袋には目に見えない穴が開いていることも多く、安心できません。

 -国内感染に備えて、準備したいことは。

不要不急の外出を避けるためにどうするか、自分や家族がかかったらどうするか、家庭でよく話し合ってください。慢性疾患があって医療機関にかかっている人は、発生時には薬をまとめて出してもらうとか、主治医と相談してください。学校が休校になっても、子どもさんが公園で遊んでいては感染につながる恐れがあるので、お子さんの世話も必要になります。

また、この秋に、通常のインフルエンザのワクチンが確保できるようなら接種をお勧めします。冬場の流行期に新型インフルエンザの発生が重なったら、医療現場は大混乱です。ワクチン接種を受けておけば、通常のインフルエンザにかかったとしても重症化を防げますから、受診せずに済むことを期待できます。

地域の行政機関が備蓄品のリストや、流行した場合の医療機関へのかかり方などを広報しています。よく読んでください。「発熱相談センター」や保健所などへの連絡方法を確認しておくことも大切です。

新型インフルエンザの流行は避けられないかもしれませんが、何より大切なのは、一人一人の行動です。短期間に大流行することを食い止められれば、医療の混乱を最小限に防げるし、ワクチンを作ったり、社会インフラを立て直す時間を稼ぐことができます。

http://www.chunichi.co.jp/article/living/life/CK2009043002000070.html
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人・人感染続けば毒性上がる恐れも 豚インフルエンザ

豚インフルエンザ感染がメキシコや米国のほか、欧州でもじわじわと広がっている。

世界全体での今後の被害の大きさをはかる上で重要なのは、感染の広がりと、豚インフルエンザウイルスが人にもたらす重症度だ。

広がりをみるには、世界保健機関(WHO)が出す警戒レベルが重要。WHOは27日、「人から人への感染が広がっている」としてレベルを「フェーズ3」から「4」に引き上げた。今後の焦点は「5」に上がるかどうかだ。

判断した27日時点では、メキシコでは人から人への感染が連続して起こっているが、その他の国では二次感染がなく散発的という評価だった。フェーズ5へは、こうした二次感染による集団感染が2カ国以上で起きていると判断された場合に引き上げられる。

また、どの程度感染者が死亡するのかが大きな問題だ。例えば、日本で毎年のように流行するインフルエンザと似た程度(0・1%以下)なら、あまり恐れる必要はない。

WHOの緊急委員会に委員として出席していた田代真人・国立感染症研究所インフルエンザウイルス研究センター長は28日の会見で「今回のウイルスは強毒型になるような変化は起きていない」と話した。米疾病対策センター(CDC)の動物実験でも、今回の豚インフルエンザは弱毒型だと見られている。

ただ、インフルエンザのウイルスは変異しやすい。弱毒型であっても、人から人への感染が連続して起これば、人に免疫の乏しいタイプに変わり、重症度が高くなることもある。1918年のスペイン風邪も弱毒型。最初は軽い症状から始まり、次第に重くなったとされる。

インフルエンザに詳しい菅谷憲夫・けいゆう病院(横浜市)小児科部長は「今回のウイルスは今後、重い症状を起こすように変化する可能性がある。一方で、あまり広まらないで世界から消えてしまうこともありうる」と語る。

感染者の症状はメキシコ以外では軽いとされるが、米国での入院患者は5人。外岡(とのおか)立人・元北海道小樽市保健所長は、「発病者の数からみれば決して軽くない」と指摘する。

「東南アジアに広がれば、(強毒性の)鳥インフルエンザとまざりあったウイルスが出てこないか心配だ」と伊藤寿啓・鳥取大教授。「この先どうなるかは各国の水際対策によるのではないか」と話す。

http://www.asahi.com/special/09015/TKY200904290182.html
弱毒性の新型インフル 政府計画の想定外

◇専門家「柔軟対応を」
メキシコに端を発した新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)のウイルスが、弱毒性との見解が示された。しかし、感染は依然拡大している。世界保健機関(WHO)が大流行に移行する可能性を重視して警戒レベルを「フェーズ4」に引き上げたことを受け、日本政府も行動計画を始動させた。だが計画は強毒性の鳥インフルエンザが新型に変異して人から人への感染にいたる事態を想定したものだ。対策の見直しは必要なのだろうか。

国の「新型インフルエンザ対策行動計画」(09年2月決定)は、発生段階を5段階に分け、国や都道府県の対策を定めている。しかしこれは「強毒性」の鳥インフルエンザを想定したものだ。現在は「第1段階」(海外発生期)だが、日本で感染者が発生すれば「第2段階」(国内発生早期)へ移行する。患者の強制入院や、発生地域での住民の移動制限、学校の休校などの対策が取られる。

東北大の賀来満夫教授(感染制御学)は「強毒性のウイルスを想定した対応だと、毒性が弱かった場合、社会不安をあおりかねない。最悪の事態に備えるのは間違いではないが、現実に即した柔軟な対応も必要だ」と話す。

WHOは今月改定したインフルエンザ対策のガイドラインで、感染の広がり具合に加え、死亡率や経済的な影響など複数の要因を考慮しながら対策を取る考え方を導入した。米国では07年、流行の深刻さを感染率や死者数、致死率によって5分類する指標を策定。それによって自治体や政府が対応を変える方針を採用している。

押谷仁・東北大教授(ウイルス学)は「日本での発生は時間の問題だろう。その時に備えて、政府の行動計画がそのまま適用できる部分とそうでない部分を整理し、不都合なところは整備する必要がある」と指摘する。

一方で押谷教授は「致死率が一つの目安になるだろうが、現段階でははっきりせず、もし0・2%だとしても1000万人規模の流行になれば2万人が亡くなる。決して少ない数字ではない」と楽観を戒める。

厚生労働省新型インフルエンザ対策推進室は「ウイルスの毒性などに関する一定の評価が出た段階で、専門家の意見を参考に考えたい」としている。

◇今後の予測困難…どうするワクチン製造

国の行動計画の第1段階には「ワクチンの開発・製造開始」が盛り込まれている。「通常のインフルエンザワクチンの生産時期に当たる場合には、製造ラインを直ちに中断して新型インフルエンザワクチンの製造に切り替える」とも規定。政府は今回、季節性インフルエンザのワクチンと並行して新型ワクチンを作ることを明らかにしている。

ワクチンは、発生国からウイルスの現物を入手し、鶏の有精卵に接種して培養する。その原液を濃縮・精製し、不活化した後、安全性を確かめて製品化する。国内の製造能力は年間約2500万~2800万人分だ。

当初、舛添要一厚生労働相は「季節性インフルエンザワクチンの製造を一時停止してでも早急に作る態勢を組みたい」と述べた。だが季節性インフルエンザでも国内で毎年1万人前後の関連死亡例があるため、厚労省の担当者は「季節性のワクチンも作る」との説明に追われた。

大槻公一・京都産業大教授(獣医微生物学)は「もしウイルスの毒性が弱いというのが正しければ、基本的には季節性のワクチンを製造した方がいい。その上で、今後の安心材料のため、例えば200万~300万人分の(新型インフルエンザの)ワクチンを製造し、備蓄しておくのがいいのではないか」と話す。

押谷教授は「ワクチンを作っても、感染が2~3カ月で終息してしまう可能性もあるし、広がり続けるかもしれない。現段階では製造の是非について何とも言えない」と言う。

インフルエンザウイルスは変異しやすいことが知られており、突然変異によって性質が変わる可能性もある。山内一也・東京大名誉教授(ウイルス学)は「本来、豚にだけ感染する能力を持っていたウイルスが、鳥や人のウイルスと交雑して豚の体内で変異した結果、人への感染力を持った。今後、弱毒性のまま人から人に感染していく確証はない」と話している。

http://mainichi.jp/select/jiken/news/20090430ddm003040053000c.html
新型インフル:ウイルスは弱毒性 田代WHO委員

感染が広がる新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)の世界的大流行(パンデミック)への警戒レベル引き上げを討議した世界保健機関(WHO)緊急委員会委員の田代真人・国立感染症研究所インフルエンザウイルス研究センター長は28日、記者会見し、今回のウイルスは「弱毒性」との見解を示した。強毒性のH5N1型鳥インフルエンザが新型に変異した場合に比べ「それほど大きな被害は出ない」とみられ、「全く同じ対策を機械的に取るのは妥当でない」と述べた。

田代氏は毒性について「今後、遺伝子の突然変異で病原性を獲得しないという保証はない」としたうえで、遺伝子解析の「予備的データ」の結果として、現段階で「強い病原性を示唆するような遺伝子はない」と「弱毒性」との認識を示した。

被害については、現在の毒性が変わらなければ、パンデミックを起こしても、約200万人が死亡した57年の「アジア風邪くらいかもしれない」とした。数千万人規模の死者が想定される強毒性H5N1型と「全く横並びに判断していいものではない」と話した。

致死率などについては、疫学的調査が終わっていないため「実際の数字は分からない」と説明。そのうえで、メキシコで感染が疑われる患者が1000人を超える一方、同国以外は数十人規模であることから「割合からすれば(他の国で多くの)重症者が出なくても当たり前かもしれない」と述べた。

対策についてはH5N1型に比べ「健康被害や社会的影響は大きく異なる。全く同じ対策を機械的に取ることは必ずしも妥当ではない。フレキシブル(柔軟)に考えていく必要がある」と述べた。

日本の対策については「少しナーバスになり過ぎているところがあるかもしれないが、後手後手になって大きな被害が出るよりは、やり過ぎの方がいいかもしれない」とした。

また、「風邪というような判断で特別な検査に至らない状況がある」と発見の遅れに憂慮を示した。

また同氏は、新型インフルエンザウイルスは、北米型とユーラシア型の豚インフルエンザウイルスに、人と鳥のインフルエンザウイルスを加えた4種類の遺伝子が混合したものと説明。「H5N1型による大流行のリスクが減ったわけではない」と、警戒を怠ることは危険だと警告した。

http://mainichi.jp/select/today/news/20090430k0000m040076000c.html?link_id=RTH03
感染研「豚インフルエンザには不明な点がまだ多い」

国立感染症研究所感染症情報センター長の岡部信彦氏らが4月27日、マスメディアに対し、「豚インフルエンザ」について現在入手している情報に基づく説明をした。

メキシコ国内では1000人規模の感染疑い者、80人超の死者が出たと報じられているが、現時点では確定診断例はそのうちのごく一部。感染ルートや患者の臨床症状については「不明の点がまだ多い。我々も情報を待っている」などと述べた。

最大の疑問は、米国とメキシコそれぞれで発生した患者の重症度が大きく異なる点だ。同じ系統のH1N1型豚インフルエンザに感染したものと見られているが、米国の患者は総じて症状が軽い。メキシコでは死者を含む重症者が多数出ている。

米国の患者の症状は、得られている情報によると、毎年流行する通常のインフルエンザの症状とほとんど変わらない。メキシコの重症患者の具体的な症状については、情報がほとんど得られておらず分からないという。

免疫状態の違いにより、「サイトカインストーム」が起きた人とそうでない人がいた可能性もある。その一方、細菌による2重感染で重症化した可能性、基礎疾患があったために重症化した可能性なども、現時点では考え得ると、岡部氏は話している。

確定診断は医療現場ではできない。メキシコの場合、カナダに検体を送り、PCR(ポリメラーゼ連鎖反応)による検査を実施しているようだ。感染疑い者の検体、死者の検体ともに、カナダに送られたのは全体の一部で、実は豚インフルエンザに罹患していない患者がかなりまぎれこんでいる可能性もあるという。

従って、この豚インフルエンザウイルスの毒性の強さが、現時点では評価しにくい。感染ルート、患者背景や臨床症状、感染者数、死者・重症者数などについて、より正確な情報が必要だ。

ちなみに4月27日現在、日本では豚インフルエンザが発生しても、確定診断ができない。PCRの検査試薬(プライマー)が国内にないためだが、「近日中にプライマーが作成され、各地方の衛生研究所で検査ができるようになるだろう」(岡部氏)とのことだ。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20090428/193293/
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