<新型インフルエンザ関連銘柄の株価診断>荒い値動きの低位株、富士紡HD ■新型インフルエンザ材料視で荒い値動き、感染ピークアウトなら元の水準
富士紡ホールディングス <3104>は、綿と化合繊の総合紡績メーカーで、肌着の「BVD」と電子関連向け研磨材を収益の柱となっている。中期経営計画では、事業ポートフォリオの再構築によって、研磨材事業や化学工業品事業などの非繊維事業を中核事業と位置付けている。
2009年3月期については、1月30日に業績予想の下方修正を発表し、売上高が08年3月期比20%減、営業利益が同29%減、経常利益が同30%減と大幅減収減益の模様である。主力の研磨材事業において、IT業界向けの需要が期後半から、急速に減少した模様である。減損損失の計上も純利益を圧迫する模様だ。10年3月期についても、繊維、研磨材、化学工業品の需要は低水準が予想され、人件費削減などの合理化効果でカバーできず、減益見通しとなる可能性が考えられる。
株価の動きを見ると、メキシコ、米国での豚インフルエンザ発生を機に動意づき、4月28日と29日には出来高を伴って急騰した。しかし5月1日には一転して急落し、荒い値動きとなっている。株価が100円前後の低位株であり、値動き自体を材料視している可能性も高いだけに、新型インフルエンザの感染拡大がピークアウトすれば、短期資金の逃げ足は速いだろう。急騰前の水準に戻って上値にシコリを残す可能性も考えられる。
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=0505&f=business_0505_021.shtml
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