新型インフル診察にドライブスルー外来
山梨県昭和町が検討、まん延に備え行動計画
住民間の接触最小限に 車に乗ったまま受診可能に-。新型インフルエンザの感染者が増える中、昭和町は県内で感染が拡大した場合、住民間の接触を最小限にするためドライブスルー外来を設置することを検討している。7日までに策定した新型インフルエンザ対策行動計画に明記していて、設置場所は町総合会館駐車場を予定している。
町が策定した行動計画は、発生段階を(1)海外発生期(2)国内発生早期(3)県内発生期(4)県内感染拡大・まん延期(5)小康期-の5段階に分けて対応を明示。町いきいき健康課によると、まん延期は、既存の医療機関だけでは患者対応が困難と判断。中巨摩医師会などに協力を求めて臨時の診療拠点を新設、感染を抑制するため同会館駐車場で乗用車に乗ったまま診察を受けるドライブスルー方式の採用を検討している。
町は7日、各課長らで構成する新型インフルエンザ対策本部の会議を開き、海外発生期の対応に位置付けた情報収集などを行う総括部と町民の問い合わせなどに対応する相談部を設置した。
今後早急に職員配置を決める。県内感染が確認された県内発生期には、2部に加えて町民支援活動部を立ち上げ、孤立者の生活支援や広報活動を行う。町施設は閉鎖する。
8日、相談連絡先や備蓄品チェックリストを載せたチラシを町内に全戸配布する。
http://www.sannichi.co.jp/local/news/2009/05/08/3.html
PR