メキシコ帰り京都の少女、新型インフル疑い…3日に帰国
新型インフル 厚生労働省は5日、中部国際空港(愛知県常滑市)で同日夜、米国デトロイト便で帰国した10代前半の少女1人が簡易検査の結果、新型インフルエンザが疑われるA型の陽性反応を示したと発表した。
少女は愛知県美浜町の感染患者用の病室がある知多厚生病院に救急車で搬送され、詳しい検査を受ける。
感染が疑われる少女は、5日午後6時30分に到着したデトロイト便に乗っていた。乗客約370人のうち中部空港で下りる日本人乗客は119人。中部空港検疫所支所の医師や看護師ら検疫官9人が機内に乗り込んでサーモグラフィーなどを使って機内検査を実施中に、少女が発熱などを訴えたため簡易検査を行った。
少女は体温が38・1度あり、同8時半頃、常滑市消防本部の救急車で同病院に向かった。少女の周辺の席にいた乗客数人も濃厚接触者としての疑いがあるため、詳しい調査が出るまで空港内で待機させる措置を取った。
同検疫所支所は遺伝子検査(PCR)を行うとともに、東京の国立感染症研究所に少女ののどの粘膜を送り、さらに詳しく調べる。同支所での遺伝子検査が判明するのは6日未明の見込み。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090505-OYT1T00572.htm
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