豚インフル:スペインの感染者は23歳男性 症状は軽度ロイター通信などによると、スペインで豚インフルエンザの感染が確認されたのはメキシコの大学に留学し、22日に帰国したスペイン中南部出身の男性(23)。25日に発熱と呼吸器の異常を訴え、入院した。現在、手当てを受けているが、症状は比較的軽いという。
スペイン公衆衛生当局は「感染の疑いのある人々も含め、重篤な症状の人はいない」と強調。対処用の薬剤の備蓄が十分にあることも強調した。当局は空港でメキシコからの便の乗客全員に対し、防護マスクをつけた係官が検査を実施。過去の便についても乗客リストを入手し、追跡調査を行う方針だ。
一方、EUの内閣である欧州委員会のワシリウ委員(保健担当)は27日、「感染拡大を防ぐため、私は感染地域への不必要な旅行は避けるだろう」と述べ、加盟国の国民にメキシコや米国など感染地域への渡航自粛を求めた。また、発症の疑いのある旅行者らに早急に検査を受けるよう呼びかけた。EUは早急に保健相会議を開き、対策を協議する。
また、ロイター通信によると米国務省は27日、メキシコへの不必要な渡航を控えるよう国民向けに勧告する方針を明らかにした。
http://mainichi.jp/select/world/news/20090428k0000m030115000c.html
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