感染者確認、13カ国に拡大 メキシコの死者は176人世界保健機関(WHO)が警戒レベルを「フェーズ5」に引き上げた新型の豚インフルエンザの感染は、29日から30日にかけてさらに世界各地に広がった。ロイター通信などによると、メキシコでの死者は感染の疑いのある例を含め計176人に増えた。新たな感染がペルー、スイス、オランダで確認され、感染者は13カ国計約260人になった。
ペルーのウガルテ保健相が29日、27歳のアルゼンチン人の女性から新型インフルエンザウイルスが確認されたと発表した。南米で初の感染例。ロイター通信によると、女性は米国カリフォルニア在住で、最近メキシコを旅行し、アルゼンチンに向かう途中だったという。
スイス保健省は30日、同国内で初の感染者を確認したと明らかにした。AP通信によると、メキシコ旅行から帰国した19歳の男子学生で、病院で隔離されている。
ロイター通信によると、オランダでは30日、メキシコ旅行から27日に帰国した3歳児がウイルスに感染していることを確認したとオランダ保健省が発表した。両親は感染していないという。
これまで13人の感染が確認されていたニュージーランドの保健省は30日、新たに3人の感染を確認したと明らかにした。地元メディアが伝えた。同国の感染者は計16人。AP通信によると、スペインでも新たに3人の感染者が確認され、同国の感染者は計13人になった。
http://www.asahi.com/international/update/0430/TKY200904300312.html
※朝日新聞が「豚インフルエンザ」から「新型の豚インフルエンザ」に呼称を変え始めた点に注目PR