横田基地の米国籍乳児、新型インフル感染なしと発表
外務省は3日、今月1日に米国からチャーター機で米軍横田基地(東京都福生市など)に到着後、新型インフルエンザの疑いがあるとされた米国籍の乳児は、季節性インフルエンザだったと発表した。
乳児は米軍が行った検疫でA型インフルエンザの陽性反応が出たが、国立感染症研究所が行った検体の遺伝子検査の結果、新型インフルエンザではなくAソ連型だったという。
政府は、乳児の感染が確認されても、「水際で食い止めたことになる」として、国内での発生とはみなさないとしていた。
政府の新型インフルエンザ対策の行動計画などに、米軍基地で感染が確認された場合の対応に関する明確な規定はなく、検疫法や感染症法も適用されない。今後同様のケースが発生した場合も、一義的には米軍が対応することになるという。
ただ、厚生労働省は、軍関係者らを通じて基地外に感染が拡大する恐れが出てくれば、米軍と保健所が連携し、感染拡大防止策を検討するとしている。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090503-OYT1T00135.htm
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