新型インフル、発生後初のメキシコ便が成田空港に到着豚インフルエンザから変異した新型インフルエンザ問題で、発生国メキシコからの航空機二便が29日、警戒水準が「4」に引き上げられて以降初めて成田空港に到着した。検疫官が完全防護で機内検疫に臨んだが、両便とも感染の疑いがある乗客はゼロだった。
午前7時ごろ、メキシコ発のアエロメヒコ航空(乗客乗員198人)が到着するとゲートに待ち構えていた検疫官8人が一斉に機内に乗り込んだ。サーモグラフィー(体表面温度測定装置)をかざされ、質問票に記入をした乗客は約30分後にマスク姿で続々と機内から降り立った。
乗客1人がのどの痛みを訴え、機内が一時騒然とする場面があったというが、その後の検査でこの乗客は陰性と診断された。
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20090429AT1G2901Q29042009.html