米FDA、抗インフル薬について未承認の使用法を臨時認可
米食品医薬品局(FDA)は27日、抗インフルエンザ薬「タミフル」「リレンザ」について、従来承認されていない幼児などへの使用を臨時に認める緊急措置をとった。
FDAは声明を発表し、米政府が26日に、豚インフルエンザが国民の健康に対する非常事態だと宣言したことを受けた措置、としている。
FDAは、グラクソ・スミスクライン(GSK.L: 株価, 企業情報, レポート)の「リレンザ」とロシュ(ROG.VX: 株価, 企業情報, レポート)の「タミフル」に関し、承認している以外の使用法を認める。
「タミフル」はもともと1歳以上の感染者の治療用として承認を受けているが、今後は1歳未満の幼児にも使用できる。また医師の判断により、1歳以上の子供について、推奨服用量を変えることも可能になる。
米国では現時点で、40人以上が豚インフルエンザに感染している。
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-37738520090428