新型インフル 米国で感染地域が首都圏に拡大 豚インフルエンザから変異した新型インフルエンザを巡り、米国の感染地域が1日、首都圏まで拡大した。感染者を抱える州は前日から8州増え19州に増加。オバマ米大統領は同日、緊急閣議を招集して「長期化に備える必要がある」と各閣僚に指示した。米教育省は同日、公立・私立を合わせて約430校が休校したと発表した。
米疾病対策センター(CDC)の発表によると1日現在の米国の感染者数は141人。首都ワシントンに隣接するバージニア州、ニューヨーク市近郊のニュージャージー州などで新たに感染が発覚した。首都ワシントンでは感染者が出ていないものの、米政府や世界銀行の職員が感染した疑いが出ている。
大統領は同日、政権発足から2回目となる閣議を開き、各省庁で明確なガイドラインを作成するよう要請。病欠が無給扱いとなる労働者を支援するなど社会と産業への影響を考慮した政策をまとめるよう指示した。
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20090502AT2M0201302052009.html
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