企業の豚インフル対策拡大、駐在員家族の帰国も日本企業の間では、豚インフルエンザの被害を防ぐため、メキシコ駐在員の家族を帰国させたり、メキシコなどへの出張を禁止・自粛したりする動きが広がってきた。
サントリーは27日、メキシコ市郊外にあるリキュール工場を同日から5月3日まで操業停止することを明らかにした。従業員への感染を防ぐのが狙いで、日本人の駐在員3人を含む従業員90人に自宅待機を命じた。三井住友海上火災保険は、メキシコで研修中の社員1人を28日に緊急帰国させ、単身の駐在員1人も業務に一定のメドがつき次第、帰国または米国に避難させる。メキシコに薄型テレビの組み立て工場などがある日立製作所は26日付で、駐在員の家族10人弱と出張者に即時帰国を指示した。現地に事務所がある東京海上日動火災保険と日野自動車は、会社負担で駐在員家族の帰国を認める。
コマツ、新日本製鉄、ソニー、丸紅、みずほフィナンシャルグループなどもメキシコ出張を当面自粛する。IHIは、メキシコへの渡航を禁止したほか、米国とニュージーランドへの渡航自粛も打ち出した。
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20090427-OYT1T00882.htm
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