「まさか中南米とは」メキシコに社員が駐在する大手商社の広報担当者は、想定外の事態に戸惑いを見せる。これまで新型インフルエンザの発生が最も懸念されていたのは、鳥インフルエンザの人への感染例があるアジアだったため、この商社でもアジアなど約10か国の事務所には治療薬タミフルを常備していたが、メキシコには置いていなかった。広報担当者は「早く情報を収集して、対応を決めなくては」と焦る。
メキシコに八つの工場などをもつパナソニックでは、日本からメキシコへの出張を当面の間、自粛することを決定した。トヨタ自動車も、米国やメキシコで働く約2万人の従業員にマスクを送ることを検討している。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090426-OYT1T00921.htm
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