埼玉県がインフル対応確認 上田知事「冷静な行動を」豚インフルエンザ問題で、世界保健機関(WHO)が警戒レベルを引き上げたことを受け、埼玉県は28日、上田清司知事を本部長とした「県新型インフルエンザ対策推進本部」の会議を開いた。県警や県教育委員会を含む幹部22人が参加し、相談窓口の拡充や、国内で感染者が出た場合に必要となる興行の自粛要請などに迅速に対応できるよう準備することが確認された。
上田知事は会議後の定例会見で、(1)国内に感染を疑う症例は発生していない(2)豚肉を食べることに問題はない(3)感染地域からの帰国者は10日間体調に注意し、発熱やせきがあれば保健所や県に相談してほしい-の3点を挙げ、「県民の皆さんには冷静に行動していただきたい」と述べた。
県によると、保健所への相談が必要なのは、豚インフルエンザに感染していた場合、いきなり受診すると医療機関で感染を拡大させる恐れがあるため。保健所が医療機関と連絡調整して受診先を決めるという。
県では対策としてこれまでに、抗インフルエンザ薬のタミフルを約140万人分、マスクを約5000枚確保している。県は「タミフルは国が定める量を確保しており、心配することはない」としている。
また、相談窓口は29日から、対応時間を毎日午前8時半~午後9時にする。相談窓口は(電)048・830・3572。各保健所は平日午前8時半~午後5時15分の間に対応する。
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/saitama/090428/stm0904281845010-n2.htm
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