輸入豚肉は安全、と野田氏強調/新型インフルの感染野田聖子消費者行政担当相は28日午前の記者会見で、メキシコなどで発生した豚インフルエンザの人への感染でに関し「豚肉は輸入時に殺菌され、料理の際も加熱するので全く安全だ」と強調した。メキシコ産の豚肉を使った食べ物の販売を見合わせる動きがあることについて「心外だ。風評被害を起こしたり、消費者に間違ったシグナルを送ってもらっては困る」と指摘した。
一方、与謝野馨財務相は記者会見で「厚生労働省などが予算の面で困らないようにきちんと必要な措置をする」と述べ、2009年度予算の予備費の使用を含め財政面で対策に万全を期す考えを示した。
さらに「厚労省で人手不足が発生しているようなので、相談があればできるだけのお手伝いしたい」と人材面でも支援する姿勢を強調。日本が備蓄している医薬品を国際協調の観点から提供する可能性があるとの見解も明らかにした。
自民、公明両党は28日午前、感染防止策を検討する与党プロジェクトチームの会合を国会内で開催。自民党は独自に「新型インフルエンザ対策本部」(本部長・保利耕輔政調会長)も発足させ、同日夕の初会合で対応を協議する。
細田博之幹事長は記者会見で「今後の広がりや影響を注視しながら政府、与党で連携し万全を期したい」と述べた。
http://www.shikoku-np.co.jp/national/political/article.aspx?id=20090428000163
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