新型インフルエンザ 香港で300人が隔離されているホテル内で宿泊客の不満噴出1日にメキシコ人旅行者の新型インフルエンザの感染が確認された香港では、感染者と同じホテルに滞在していた日本人8人を含む宿泊客らおよそ300人がホテル内に隔離されている。宿泊客の隔離措置がとられている香港のホテルでは、不自由な生活を余儀なくされた宿泊客たちのストレスが限界に近づいている。FNNは、ホテル内の様子を赤裸々に伝える映像を独自に入手した。
1人の宿泊客の「隔離期間何もできない! どう責任取ってくれるんだ!」との訴えに、ほかの客も拍手で応えた。
これは4日夜、隔離されたホテルの中で、香港政府当局が宿泊客に行った説明会の映像。
宿泊客の不満が噴出した。
香港当局は5日、日本円で6万円相当のクーポン券を宿泊客に贈呈すると発表した。
宿泊客は「いつになったらもらえるの! わからないことだらけよ!」と話した。
しかし、このクーポンは香港でしか使えず、すぐにでも帰国したいと考えている多くの宿泊客にとっては何の価値もない。
韓国人宿泊客は「狂ってしまうような状況です。発病するまで静かに待つだけ...。3食、ご飯をもらいに降りていく、格子のない監獄のようです」と話した。
隔離から丸6日間が経過し、一部の宿泊客は、窓ガラスに政府に対する抗議文などを張りつけ、不当な監禁だと訴えている。
宿泊客の中には、体調を壊し、病院に搬送される人も出ている。
隔離措置は、8日の夜まで続く。
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00154552.html