新型インフル 日本上陸で欠勤4割 最優先課題はライフライン 新型インフルエンザの世界での感染者数が拡大する中、国内感染者が確認された場合などに備え日本企業は連休明けから対応策の検討を本格化させた。政府が作成したガイドラインは、国内発生の際、外出自粛などから従業員の40%以上が欠勤する可能性も想定した上で企業は対応策を検討する必要があると指摘。遊園地など不特定多数が集まる施設には政府から自粛が要請される可能性がある一方、交通機関、食料品、ライフラインなど生活直結事業の継続が求められている。
人や物資の移動に欠かせないのが鉄道事業。西武鉄道は「公共交通機関なので輸送確保が使命」とし、乗務員の欠勤率によって電車をどの程度運休させるかを検討している。
東京ガスの鳥原光憲社長はライフラインの重要性を指摘した上で「万全の対策を期す」と語り、感染が拡大しても健康な職員が外部との接触を避けながら業務を続けることを計画している。
大手スーパーのイトーヨーカ堂やダイエーなどは、国内の感染者が確認された場合、社内の対策本部で緊急会合を開き、多数の人が集まる店舗などで感染拡大を防ぐ対策を協議する手はず。具体策としては(1)従業員のマスク着用義務付け(2)店舗の時間短縮や営業休止-などが検討対象に上る、という。
食料の安定供給は生活直結だけに農林水産省は、農林漁業団体、食品産業事業者らに対し、原材料確保や流通経路の維持などを要請する方針だ。
社内対策としては、発熱の症状がある来客の入館を防ぐため、NECでは体温を検知する赤外線サーモグラフィーの使用をテスト済み。
ただ、感染の広がりが読めない面もあり「(対応策は)ケース・バイ・ケースで異なるので具体的に『こうする』ということは事務局が協議して決めている」(花王)「感染が広がった場合、国や関連自治体の指導を仰ぎ、必要な措置を講ずる」(JR西日本)という声も聞かれる。
一方、遊園地、図書館、劇場など不特定多数が集まる事業には、国や地方自治体が自粛を要請する可能性があるほか、政府のガイドラインは、一般の事業者でも重要業務以外は可能な限り事業を縮小、休止することが望ましい、としている。
http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200905080017a.nwc
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