WHO警戒水準6も視野に=オランダで初の感染-新型インフルオランダ政府は30日、豚インフルエンザから変異した新型インフルエンザの感染拡大が同国で初めて確認されたと発表した。韓国では感染が疑われる患者数が17人に増加。世界保健機関(WHO)のフクダ事務局長補代理(インフルエンザ対策担当)は同日の記者会見で、新型インフルエンザの警戒レベルを「フェーズ5」から、世界的大流行(パンデミック)を表す「フェーズ6」に引き上げる「証拠は現時点ではない」と述べたが、世界的な感染拡大は続いており、引き上げを視野に入れていることを示唆した。各国は国内の防疫対策に加え、感染を水際で食い止める国際的な協力態勢構築を迫られている。
同日までに感染者が確認された国は13カ国に拡大。オーストラリア、フランスなどでも感染が疑われるケースが報告され、疑い例を含む死者はメキシコ、米国で計177人に達した。
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2009050100051
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