新型インフル マスク、消毒液売れ行き好調例年の5倍 薬局、品ぞろえに苦心
新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)の世界的な感染拡大を受け、県内でも予防用マスクや手洗い用の消毒液などを求める人が増えている。
松江市黒田町の「ウェルネス黒田店」では2日、午前9時の開店前に新たに陳列したマスク約70点の6割が午前中に売れ、目当ての商品がなく、引き返す客の姿もあった。
売れ行きが良くなったのは、警戒レベルが「フェーズ4」に引き上げられた先月27日頃から。400円未満の商品が人気で、まとめ買いしたり、うがい薬を一緒に買い求めたりする客が目立つという。
大西智彦店長は「例年なら風邪や花粉症が落ち着き、売り場から外す時期。メーカーも生産を減らしており、品ぞろえの維持に苦心させられている」と話す。
県西部を中心に6店舗を展開する「サンデーズドラッグ」でも、消毒液とともに売れ行きは通常の約5倍という。1枚500円近い高機能マスクを買う客も増えており、予防用がない時には作業用のマスクにも客の手が伸びている。
岩本誠・営業部長は「この時期にこれだけ売れるのは記憶にない。種類は問わないので、とにかくたくさん確保したい」と話した。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shimane/news/20090502-OYT8T00906.htm
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