新型インフルエンザ 地方自治体、日本で感染者が出た場合に備え急ピッチで準備進める新型インフルエンザの感染が拡大しており、日本国内でもさまざまな影響が出ている。
2日午前6時45分、メキシコからの直行便が成田空港に到着し、検疫官が飛行機に乗り込んだ。
機内検疫を終えた乗客たちの中には、感染拡大を受けて帰国した日本人駐在員の姿もあった。
帰国した駐在員は「殺伐とした雰囲気もなく、淡々と」と話した。
簡易検査では、陽性反応を示す人はいなかったという。
一方、日本で感染者が出た場合に備えて、地方自治体は急ピッチで準備を進めている。
各地で設置が進む「発熱外来」。
2日、宮城・気仙沼市では市立病院に、発熱患者専用のプレハブ診察施設が準備された。
気仙沼市立病院の村上則行総務課長は「この発熱外来の方で、いったんこちらで検査を受けて、それから陽性か陰性かを振り分けると」と語った。
一方、新型インフルエンザの流行を懸念して、観光地では対策が取られている。
東京タワーは2日から、普段は閉めている展望台の窓を開けて換気している。
東京・品川区の「くすりセイジョー荏原町店」では、マスクが30種類以上置いてあったが、現在はほとんどが品切れ状態になっている。
客は「びっくりしました。なくなっちゃってるなんて」と話した。
店長は「昨日ですと、300~400人ぐらいのお客さまが(マスクを購入)。(通常だと)あり得ないです」と語った。
この時期の通常の1カ月分が、わずか1日で売れたという。
こうした中、2日も成田からメキシコへ向かう便が出た。
乗客は少なかったものの、日本政府がメキシコ政府に送るマスクや手術着などの支援物資を載せて、午後3時ごろに飛び立った。
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00154355.html
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