新型インフル:仏操縦士がメキシコ便搭乗を拒否フランスは29日、欧州連合(EU)に対し、域内航空会社のメキシコ行きの便の離陸を当面、中止させるよう求めた。仏はメキシコからの帰国便のみを受け入れたい意向。仏では航空会社の搭乗員がメキシコ便の搭乗を拒否している。
仏政府はEU交通相会議を早急に開き、提案を討議するよう求めている。だがEUに、加盟国の航空便の発着を禁止する権限はなく、「メキシコ行きの便に乗客を乗せず、帰国便だけを認めるのは、経済的にそぐわない」(欧州航空大手)との批判もでている。
一方、AFP通信によると、仏のエールフランス社の操縦士が25日、メキシコ行きの便の搭乗を拒否した。03年以降の鳥インフルエンザの拡大で、同社は乗務員に対し、感染地域への航空機の搭乗拒否を認めていた。仏の法律で生命の危険がある場合は、従業員は勤務を拒否できるという。
http://mainichi.jp/select/today/news/20090430k0000e030052000c.html
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