メキシコ、豚インフル対策資金198億円借り入れ 世銀からメキシコのカルステンス財務相は26日、訪問中の米ワシントンで記者会見し、豚インフルエンザへの対策資金として世界銀行から2億500万ドル(約198億円)を借り入れると発表した。うち2500万ドルは緊急融資として直ちに調達。医薬品や検査に必要な医療器具などの購入にあてる。メキシコでは26日も新たな死者が報告されるなど、感染拡大の抑え込みが急務になっている。
メキシコからの報道によると26日、メキシコ市当局は25日に新たに5人が豚インフルエンザとみられる症状で死亡したことを公表。同国北部のヌエボレオン州でも、メキシコ市での休暇から帰った女性が25日に死亡していたことがわかった。25日までの時点で81人の死亡が確認されており、合計すると死者は87人に達したもようだ。
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20090427AT2M2700M27042009.html
一方、カルデロン大統領は26日、ビデオで国民に向けた声明を公表。前日に発表した1300人以上の患者のうち、大半は症状が回復して帰宅し、「入院しているのは364人だ」と説明。「深刻だが治療可能な病気だ」と国民に冷静な対応を呼びかけた。
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