豚インフル NYで生徒100人超感染? 同じ高校 市長『拡大まだない』高校生八人の豚インフルエンザ感染が確認された米ニューヨーク市では、同じ高校の生徒百人以上に感染の疑いが強く、感染件数が一気に増加する見通しとなった。ブルームバーグ市長は二十六日、感染はまだ一校に限定されているとして「市全体への拡大はない」と説明。市民に平静を呼び掛けた。
感染が確認されたのは、イースト川を隔てて市中心部マンハッタンに隣接するクイーンズ区のカトリック系私立高校。春休みにメキシコに出掛けた生徒数人から感染した可能性が高いという。
市健康局によると、同校ではわずか数日間で、百人以上が熱やのどの痛みなどの症状を訴え欠席。家族にも症状が出始めた。いずれも症状は軽いが、同局は「一気に伝染しているのは明らか」と感染力の強さを指摘する。
同校は二日間休校するが、これ以外の学校は平常通り授業を続ける。市内では保育施設の子どもや、マンハッタンの一部住民なども同様の症状を訴えたが、市は「いずれも豚インフルエンザとは無関係」と発表した。
ニューヨークには、日本からもゴールデンウイークを利用した観光客が多数、滞在中。在ニューヨーク日本総領事館は二十六日、邦人向けに電子メールなどで手洗いの徹底など「十分な注意」を呼び掛けた。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2009042702000216.html
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