【新型インフル】豚禁輸措置にメキシコなど反発 経済問題に発展へ 新型インフルエンザを理由にした豚肉輸入禁止措置などの動きが広がっていることに対し、米国やメキシコからの反発が強まっている。とりわけ、これまで新型インフルエンザによる死者が集中しているメキシコは、禁輸措置を取る国々を相手取って世界貿易機関(WTO)に提訴する方針を表明しており、今後、通商問題化する可能性が高まっている。
米、メキシコ、カナダの3カ国農相は2日、新型インフルエンザに関して共同声明を発表し、「インフルエンザの発生を、不必要な貿易制限をつくる理由にしてはならない」と、感染拡大で豚や豚肉の禁輸措置を取る国が増えていることを厳しく批判した。
ロイター通信などによると、ロシア政府は新型インフルエンザが国際問題化して以降、メキシコのほか、カリフォルニアやテキサスなど感染が確認された米国の一部の州からの豚肉輸入を禁止。世界最大の豚肉消費国である中国も、メキシコからの豚肉と生きた豚の輸入を禁止するとともに、やはり米国の一部の州からの豚肉輸入も禁じている。
http://sankei.jp.msn.com/world/america/090503/amr0905031746005-n1.htm
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