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[豚インフルエンザ情報についてのまとめ]現在の状況、まとめについてはまとめ1へ、用語(WHOフェーズ分類など)についてはまとめ2へ【タイトル日付は報道日時・時系列でないこともあるので注意】
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新型インフル対策、熱測定カメラや検査薬を増産

 豚インフルエンザから変異した新型インフルエンザの世界的な感染拡大を受け、感染者を見分ける機器や検査薬などの増産が始まった。NECグループは空港や公共の建物で通行人の熱を測定するカメラの生産量を倍増。検査薬大手のアークレイ(京都市、土井茂社長)は簡易インフルエンザ検査薬を前倒しで生産する。国内で感染者が発生した場合に備える企業や自治体などからの需要増に備える。

 赤外線関連機器を製造販売するNEC Avio赤外線テクノロジー(東京・品川、鈴木俊一社長)は赤外線を使った測定で、通行人が発熱しているか確認できるカメラを増産する。通常は月平均200台程度を生産しているが、5月はほぼ倍の水準に引き上げる。

http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20090506AT1D0400304052009.html
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新型インフルエンザA(H1N1)による流行状況-更新3


国立感染症研究所 感染症情報センター

2009年5月5日午前9時00分(日本時間)現在、WHOからの発表情報、国際会議における情報、米国CDCからの発表情報、各国政府からの声明などから、以下に現状をまとめる。ただし、現時点では系統的に集められたデータに乏しく、記述的な情報も含まれるため、現時点での暫定的なまとめであり、今後科学的なデータがでるにつれて変化していくものである。

疫学状況

 WHOによると、2009年5月5日午前9時00分(日本時間)現在、世界中で21カ国において新型インフルエンザ(Swine-origin influenza A/H1N1)感染の確定例1,085例が報告されており、内訳はメキシコ(590:メキシコ政府によると727)、米国(286)、カナダ(101:カナダ政府によると140)、スペイン(54:スペイン政府によると57)、英国(18:英国政府によると27)、ドイツ(8)、ニュージーランド(6)、フランス(4)、イスラエル(4:イスラエル政府によると3)、イタリア(2)、エルサルバドル(2)、オーストリア(1)、オランダ(1)、スイス(1)、香港(1)、デンマーク(1)、韓国(1)、コスタリカ(1)、アイルランド(1)、コロンビア(1)、ポルトガル(1)である。死亡例はメキシコから25例(死亡率:4.2%)、米国から1例(死亡率:0.3%)である。

これらのうち、国内(地域内)での感染伝播を、「確定例が報告されていて、かつ渡航歴のなく、その感染源を追うことのできない確定例が1例以上報告されている地域」とすると、報告されている限りでは、米国1)2)(本土のみで、ハワイ、グアム、サイパン、アラスカ等は含まれない)、メキシコ3)およびカナダ4)が、地域内感染伝播が存在している地域と考えられる。

国内で人-人感染が確認されているのは、メキシコ、米国、カナダに加え、英国、ドイツ、スペインの計6カ国である。スペインでは確定症例が57例と急速に増加したが、5月4日現在、ECDCはEUとEFTA地域で、維持的な人-人感染の報告はないと報告している。すなわち、EU内の各国内における人-人感染はこれまで合計8症例が確認されているが(ドイツ2例、スペイン3例、英国3例)、いずれも疫学的リンクが依然追える、とされる。EUとEFTA地域ですべての確定症例は軽症で死亡者はない。また、韓国の1例は輸入例である。韓国では接触者の中で、人-人感染の可能性が高い者があるとのメディアからの情報もある。

1) MMWR April 24, 2009 / 58 (Dispatch);1-3による。

2) ニューヨーク市当局より高等学校によるアウトブレイクと他の学校への波及が報告されている。

3) メキシコ当局より地域的な流行が報告されている。

4) カナダ保健省による。

尚、一例でも確定例が出ている国では、感染のリスクが存在するが、地域内感染伝播の認められている地域では、そのリスクは高くなっていると考えられる。インフルエンザ症状のある患者の診断に当たっては、現状の新型インフルエンザ(Swine-origin influenza A/H1N1)の状況では軽症例や無症候性感染も含まれることが考えられ、かつ発症の一日前から感染性があることを考えれば、更に広い範囲で感染伝播が見られる可能性もあり、また航空機内やトランジットの空港などで偶然感染することもあり得るので、臨床所見と検査所見をあわせた総合的な判断が必要である。

ウイルス学的状況

今回の新型インフルエンザ(Swine-origin influenza A/H1N1)のウイルス学的な解析においては、本ウイルスは、ブタ、ヒト、トリの3つのウイルスが遺伝子再集合をおこした、Triple Reassortantが更にClassical Swine H1N1とReassortmentを起こしたものと考えられており、現在のすべての遺伝子分節はブタ型の特徴を表しており、ヒト型への適応はみられていないとされている

メキシコにおける臨床状況

5月5日現在、メキシコにおける新規患者数は減少しつつあるものの、メキシコ市長の会見においては、5月3日に同市内で新たに入院した患者数は12人とのことで、患者発生自体は続いている模様である5)。4月30日のMMWRの記事6)によると、メキシコにおける新型インフルエンザウイルスの検出は3月17日以降であり、発生より8週目に入っているものと考えられる。この詳細については、MMWRの日本語訳として当ウェブサイトに掲載されている文書7)を参照されたい。

5月3日までに確認されている22名の死亡例(最終の死亡は4月29日)について、メキシコ当局5)などからの情報によると、以下のようになる。死亡者の15名が女性、7人が男性である。死亡者のうち、21~40歳の年齢が14人あり、64%を占めた。16人がメキシコ市、4名がメキシコ州、1名がオアハカ州、1名がトラスカラ州の居住であった。死亡原因の一つとして医療機関にかかるまでの日数の違いの影響が推測されている。ある観察では、死亡例では平均7日間であったのに対して、回復した症例では、平均3日間であったという。

5) 在メキシコ日本大使館ホームページより(http://www.mx.emb-japan.go.jp/index-jp.htm)。

6) MMWR April 30, 2009 / 58 (Dispatch);1-3による。

7) http://idsc.nih.go.jp/disease/swine_influenza/MMWR09_1.html


ニューヨーク市における臨床状況

5月4日現在、米国で最も多い63例を報告したニューヨーク市における状況は、市当局により、5月2日に示されている8)。それによると、5月2日現在、新型インフルエンザはコミュニティーレベルで拡大しているものの、季節性のインフルエンザを越える重症度を持って現れているわけではない、との指摘がなされている。1000人以上にも上る疑い例については、複数の高校における集団発生を反映していることから、その殆どが健康な若者であり、米国全体の発症者の年齢が若年層に偏っていることに寄与している。現在までのところ、新型インフルエンザによる重症例はなかった。また、新型インフルエンザの臨床症状は、季節性インフルエンザに類似しており、44例の確定例では、発熱(96%、平均39.0℃、37.2-40.0℃)、咳(98%)、咽頭痛(82%)、筋肉痛(80%)、頭痛(82%)、悪寒(80%)、疲労感(82%)、鼻汁(82%)といったものであり、95%の患者が発熱と咳/咽頭痛を伴った。下痢(48%)や悪心(55%)、腹痛(50%)を呈した者も観察された。インタビュー時点では、37例(84%)が症状は安定あるいは改善、3例(7%)が悪化傾向(うち2例は後日改善)、4例(9%)は完全に回復、1例が失神のため入院したが一晩の経過観察ののち退院している。抗インフルエンザウイルス薬は、ハイリスク者である小児、高齢者、慢性的な基礎疾患を持つ者を治療(確定例などに明らかな曝露が有る場合には予防も)する上で特に重要であることが示唆される。高い感染力が、集団発生が起こった高校における調査で示されている8)。この調査では、約2000人の全校生徒中、3分の1相当の生徒が期間中に何らかの症状を訴えたことが明らかとなっており、さらにそれら有症者の30%程度の家人が、自宅にて何らかのインフルエンザ様症状を発症していた。

8) New York City Department of Health and Mental Hygieneによる




(2009/5/5 IDSC 更新)

http://idsc.nih.go.jp/disease/swine_influenza/2009idsc/09idsc2.html
新型インフルエンザ懸念で動物園のイノシシを処分 イラク

バグダッド(CNN) イラク・バグダッドの動物園が1日、新型インフルエンザ(H1N1型)の感染拡大を懸念し、飼育する野生のイノシシ3頭を殺処分した。3頭はいずれも、新型インフルエンザに感染していなかった。


世界保健機関(WHO)によると5日現在、イラクでは感染者は出ていない。


動物園は、殺処分の決定は政府による感染拡大防止策に基づいたと説明している。処分前に感染の有無を調べて陰性だったが、「人道的に殺した」としている。

http://www.cnn.co.jp/science/CNN200905050020.html
【豚インフル】インド、新型インフルエンザの患者なし

 4日付のザ・ヒンドゥ紙(1面)によると、インド政府は現在のところ、インドで新型インフルエンザの感染患者はいないとしている。

 先日ハイデラバードで新型インフルエンザA(H1N1型)感染の疑いがあると報道された患者は陰性の結果となり、そのほか国内の国際空港でも、感染疑いのある患者の入国は報告されていないという。チャンドラセカール中央政府首席次官は、4日、各州政府の保健省次官をデリーに召集し、今後の対応を協議する。

 現在、インドでは21の国際空港に検査センターが設置され、現在までに59カ国から入国した4万1,012人の入国者の検査を行った。


http://indonews.jp/2009/05/post-2504.html
<新型インフルエンザ 家庭でできる対策>(下)外出自粛に備え、食料など備蓄

新型インフルエンザが国内で流行した場合、感染を防ぐため外出を自粛することが重要だ。国や県のガイドラインは、家庭にとどまることを想定し、最低二週間程度の食料品や生活必要品を確保しておくよう呼び掛けている。家庭用の備蓄品をモデル展示している大田原市健康政策課の担当者は「備蓄一覧を参考に、家庭の事情に応じた品目と数量をそろえてほしい」とアドバイスする。

 ◇  ◇

 新型インフルエンザが流行した場合、外出自粛で買い物に出掛けられないだけでなく、流通が滞ることも予想される。同担当者は「購入できるうちに備蓄を進めていくことが必要です」と指摘する。

 同市のモデル展示は二〇〇八年三月から、市役所や公民館など十四カ所で実施している。展示品は夫婦二人の二週間分の備蓄例。厚生労働省のガイドラインを参考に用意した。食料品、医療品、日用品など六十五品目百四十六点に及び、費用は約二万八千円という。

 ■賞味期限を考慮 普段も使い補充

 食料品として並ぶのは、主食の米や乾めん、副食の肉や魚の缶詰、乾物、漬物のほか、調味料や甘味類。非常食というより、日常使いできて保存が利くものが目立つ。「賞味期限を考慮して普段も使い、補充するようにします」

 新型インフルエンザが流行しても、地震で被災した場合のように突然、水や電気、ガスが使えなくなるわけではない。「冷凍食品や野菜などを通常から貯蔵し、使い切ったら備蓄品を使う方法も考えられる」という。

 ■マスクの目安 1人1日2枚

 感染拡大を防ぐための医療品や日用品も欠かせない。不織布製マスクは就寝時も含め一日中身に着けることになるため、一人一日分二枚が備蓄の目安。使い捨て手袋や漂白剤は、家の中を掃除するとき、ドアのノブなど家族みんなが手に触れる場所をふくために使う。

 常備薬の解熱鎮痛剤は、副作用の心配のないものを薬局で相談して買い求めるといい。慢性疾患がある人は、日常飲んでいる薬を多めにもらえるかどうか主治医に相談しておくことが大切だ。

 同担当者は「赤ちゃんがいれば粉ミルクや紙オムツ、お年寄りがいれば介護用品などが必要。ペットがいれば餌を用意しなければならない。備蓄一覧や展示品を参考に必要なものを考えてほしい」と話している。

 家庭での備蓄例の一覧は、厚生労働省や農林水産省、県のホームページでも紹介している。

http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/local/news/20090505/143819
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